ビールが苦手な人ほど飲んでほしい! クラフトビールのすゝめ
2025.4.28
最近、クラフトビールのおいしさを知った広報担当・松下です。
10 Inc.では、クラフトビールをメインに扱う「BAR FiVE」を運営しています。
「広報としてクラフトビールの魅力を発信しなければ!」と意気込んでいたのですが、実は私、ビールがちょっぴり苦手でした(笑)。でもこのお仕事を通じて、さまざまな種類のクラフトビールに出会い、「あれ?これおいしいかも?」と感じる瞬間が増えてきたんです。ビールが苦手という方にこそ、一度飲んでみてほしいのがクラフトビール。
ということで、4月23日の「クラフトビールの日」にちなんで、ビールに関する調査を行ってみました!
【調査概要】
実査機関:自主調査(10 Inc.)
調査手法:オンラインコミュニティ調査 (MROC)
対象地域:全国
調査期間:2025年3月19日(水) ~ 2025年3月25日(火)
調査対象者:20歳~69歳の男女・250名(男性84名:女性166名)
■そもそも、みんなビールって飲んでるの?
まずは、ビールの飲用頻度について聞いてみました。

「ビール=大人がよく飲んでるお酒」というイメージがありますが、実は“ほとんど飲まない”という人も約27%と少なくない数字となりました。
■みんな、どんなビールを飲んでるの?
次に、月数回以上ビールを飲用している方に、「普段どんなビールを飲んでいるのか」について聞いてみました。

やはり、国内大手ブランドのビールは最強で、ビールを飲んでいる人の96%が「国内大手ブランド」を選んでいるという結果となりました。一方で、クラフトビールを選んでいる人は少数派。大手ブランドのクラフトビールが37%、中小ブランドは18%、海外クラフトになると13%まで下がります。
「クラフトビールの魅力をまだ知らない人が多い」とも言える結果を見て、もっとクラフトビールの魅力を伝えなければ!!と感じています。
■ビールを選ぶ時のポイントは?
ビールを選ぶとき、どんなポイントを重視しているのでしょうか?

最も多かったのは「味」。苦味・コク・爽快感など、飲んだ瞬間に感じる“おいしさ”は、95%もの人が重視している結果になりました。続いて、「香り(59%)」や「価格(39%)」、「アルコール度数(32%)」も上位に挙がっており、風味と飲み心地、そして手に取りやすさのバランスが重要なようです。
一方で、「デザインやパッケージ(27%)」、「メーカー・ブランド(26%)」、「機能性(19%)」といった“見た目”や“機能性”も、選択の基準として一定の存在感を放っています。「原材料・製法」や「ビアスタイル」を重視する人は少数派ですが、クラフトビールなど個性豊かな選択肢が増えるなかで、今後はこのポイントも注目度が高まりそうな気がします。
■好きなビアスタイルは??
好きなビアスタイルを聞いてみると、下記のような結果となりました。
※よなよなエールさんの下図を提示して聴取


最も人気だったのは「ラガー(全般)」で、8割以上の人が支持。やはりラガーは“定番”であり、癖がなく、さまざまな食事に合わせやすい と言われているので人気が高いのかもしれません。
次いで、「ホワイトビール(47%)」、「ペールエール(41%)」と、香りや飲み口の軽やかさを楽しめるスタイルが上位にランクイン。「フルーツビール(29%)」「黒ビール(28%)」など、個性派ビールも一定の支持を集めています。
人気なのはIPAなんじゃないか?と予想していた筆者ですが、IPA(21%)と最も低い結果となりました。
IPAはアルコール度数が高めで、ホップの苦味も強いのが特徴ということ もあり、「ビールの苦みが好きだ! 」というビール好きに愛されるスタイルなのかな、と改めて理解しました。
こんなビールがあったらいいのに!クラフトビール愛飲者の聞いた、“理想のビール”とは?
クラフトビール飲用者に対して自由回答で、「あなたの理想のビールは?」と聞いたところ下記のような回答が得られました。
① シーンや気分に寄り添うビール
- その日の気分によって飲めるビール(今もある程度自分で選んでますが)例えば・・・ちょっと落ち込んでいるアナタ、今日はインドの青鬼でガッツリ気分転換うれしいことがあった今日は、水曜のネコのフレッシュさで幸福感で満たされましょうみたいな感じ(笑) <女性40代>
- 口当たりがスッキリしているのに、後味にガツンとした苦味、炭酸の刺激などが感じられるビールがあったら飲んでみたい。また寒い時期に飲む、ホットビール、暑い時に飲む氷で冷やすと旨味、香り、味わいが引き立つようなビールがあったら面白いと思います!<男性 30代>
- 一週間のビールです。月曜日には今日はアルコールは控えめにしてこの一週間がんばろう!と励ましてくれる味わいに。火曜日には昨日と今日の反省会のつもりで少し苦味のある味わいで。・・・金曜日にはやっぱりお疲れ様!でほっこりする味わいが欲しいし。土曜日は日曜日は、と曜日のテーマを決めたセットが楽しいです。まあその日の気分で入れ替えるのも楽しいかも。<男性60代>
② 味・香りのこだわり
- 温度によってのど越しや味わい、香りのような特徴が変わるビール<女性30代>
- 飲み始めと飲み終わりで香りが変わる<女性 30代>
- 炭酸が弱いビール、コスモスのようなホッと癒される味わいのビール<女性30代>
③ 食とのペアリングを追求
- 〇〇の食べ物に合う専用ビール<男性30代>
- 白飯に合うビール<男性20代>
- カレーに合うビール<男性20代>
- 口当たりが良く、和洋食に合うビール<男性60代>
- お菓子が好きなので、お菓子に合うビール!<女性40代>
- 以前「からあげ専用コーラ」というのが流行ったので、そんな感じで特定のおつまみにあうビールがあったら飲んでみたい。<男性20代>
④ 機能性・ライフスタイル対応型
- 飲んだら疲労が回復するビール(疲労回復成分入り、ビタミン入りなど)<女性40代>
- タンパク質と食物繊維が増量された健康系ビール<男性 40代>
- ビールの味わいとスッキリ感が好きなので沢山飲みたいけどダイエット中の身でカロリーが気になる。なので飲めば飲むほど痩せるビールがあったら飲みたいです!<女性30代>
- 毎日、どんな時も、常に飲み続けたいと思うほど、ビール党の私ですが、缶持ち込みが禁止のイベントが多い。なので、ペットボトルタイプのビールが欲しい。甲子園近くのイオンでペットボトルタイプを発見し、感動しました。そこ以外見たことがありません。<女性50代>
- 昨年の夏まで一年を通じてほぼ毎日飲んでいましたが、今は月に1回か2回まで激減しました。体を壊したとかではなく、なんとなく止めたら「飲まなくても生きれるんだ」と気づいたから。どうも以前はビールを飲みたいというよりも、「惰性、習慣」で飲んでいた部分が大きいのだと思います。今となっては、月に1,2度飲むだけなので、その時の時間や人との会話を邪魔せず、しみじみと味わえるようなうまみのあるビールがあれば、それを愛飲したい。TVコマーシャルのように、ビールが主ではなく、会話や料理や雰囲気を支えてくれるバイプレーヤーに徹してくれるビールがいいな。<男性 60代>
⑤ ビールの“楽しみ方”をもっと自由に
- 自分でフレーバーが追加できるビール(ももやココナッツなどの香りが追加できると嬉しい)<女性40代>
- 低アルコールで女性でも飲みやすい爽やかなビール<女性30代>
- クラフトビールを飲み比べしたい人のための、いわゆるビアフライトみたいなものが、家で飲みたい人のために、スーパーとかの普通のお店で気軽に買えるようになるといいなと思う。<男性30代>
- 妊娠、授乳期はノンアルビールでも少し気が引けてしまうので、妊娠、授乳機にも飲める安心なビールがあったら嬉しい<女性 30代>
- ノンアルコールは美味しくなりましたが、もっと本格的な味のビール。フルーツビールもイベントでよく見かけますが、近くの店頭に並んでいるといいです。<女性40代>
- ビールを飲んでる方を見るととてもおいしそうに見えるけれど、どうしても味が好きになれない。苦みがいいんでしょうけど。苦みがあまりなく、甘みを感じられて飲みやすいものがあれば飲んでみたいです。<女性40代>
- 普段お酒を飲まない人が楽しく飲めるビール風な飲料<男性20代>
- 現在発売されている商品同じものをアルコールバージョンとノンアルコールバージョンがあれば使い分けできて味も楽しめて良さそうと思った。<女性30代>
※苦くない・ノンアルコール/低アルコールの意見は多数ありました。
掲載しきれないくらい、面白い意見がたくさんあったのですが、回答から見えてきたのは、「ビール=苦い」「ビール=乾杯・最初の一杯」というこれまでのイメージを超えて、 「苦くなくてもいい」「気分やシーンに合わせて選びたい」など自由な発想です。
これはクラフトビールだからこそ、実現できるのではないでしょうか? 苦みのあるビール好きからは「そんなの邪道だ!」なんて言われてしまうかもしれませんが(笑)、 “苦手”って思っている人が気軽に「ちょっと飲んでみようかな?」と思える商品を探すことができるのが、クラフトビールなんだと思います。
クラフトビールの扉を開けてみませんか??
東中野の住宅街にひっそりと佇む「BAR FiVE」。
日本各地のブルワリーから取り寄せたクラフトビールを、常時30種類ほどご用意しています。
「ビールって苦手かも…」という方でも大丈夫。
店長があなたの好みに合わせて、丁寧に説明しながら“ぴったりの一杯”をご提案します。
あなたも、クラフトビールの扉を開けてまだ出会っていない「新しい好き」を、見つけてみませんか?

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